このページでは【法令編】、【物化編】に続く【性消編】として、過去問等を参考に危険物取扱者試験の本試験を意識して作成した実践問題と解説を提供していきます。試験対策として、知識の確認や引っ掛けパターンの把握などにご活用ください。解答・解説はnoteで有料公開しています。(問題は随時追加中です)
関連記事
甲種危険物取扱者試験ひそかに合格しました
【甲種危険物取扱者試験】独学1ヶ月で合格する語呂合わせ
【甲種危険物取扱者試験】独学1ヶ月で合格する実践問題集(法令編)
【甲種危険物取扱者試験】独学1ヶ月で合格する実践問題集(物化編)
問題1(各類の性質)
危険物の類ごとの性質について、次のA~Eの記述のうち、正しいものはいくつあるか。
A 第1類の危険物は、他の物質を酸化する酸素を分子構造中に含有する液体であり、加熱、衝撃等により分解して酸素を放出するため、周囲の可燃物の燃焼を著しく促す
B 第2類の危険物は、比較的低温で着火しやすい可燃性物質で、燃焼が速く、有毒のものもある
C 第3類の危険物は、自然発火性があり、すべて空気又は水と接触することにより発火する固体である
D 第4類の危険物はすべて液体であり、その蒸気は、空気とある一定の範囲に混合されると爆発性の混合気体を生じる
E 第5類の危険物は、すべて可燃物と酸素供給源とが共存している固体で、自己燃焼性があり、加熱、衝撃、摩擦等で発火し、爆発するものが多い
解答
正解は2つです。
A 誤り。第1類は、酸化性「固体」なので文中の「液体」が誤りです。
B 正しい。第2類は「可燃性固体」であり、問題文は正しい説明です。
C 誤り。第3類は「自然発火性・禁水性物質」であり、禁水性のみを有し自然発火性を持たない物質(リチウム)もあります。また固体だけでなく液体の物質も含むため、文中の「すべて~固体である」も誤りです。
D 正しい。第4類は「引火性液体」であり、問題文は正しい説明です。
E 誤り。第5類は、自己反応性「物質」であり、固体だけでなく液体の物質も含むため、文中の「すべて~固体で」は誤りです。
よって正しい選択肢はB・Dの2つです。
問題2(第3類危険物の性状)
第3類危険物の性状として、次のうち正しいものを1つ選べ
1 いずれも比重が1より小さい
2 いずれも自然発火性又は禁水性の性状を有する
3 いずれも水溶液は酸性を示す
4 いずれも水に触れると過酸化物を生成し、発火のおそれがある
5 いずれも無色の固体又は液体である
⇒ 解答・解説
解答
正解は1です。
1 誤り。比重が1より小さいのは、リチウムやナトリウム、カリウムなど一部です。
2 正しい。すべて、自然発火性か禁水性、もしくはその両方の性質を持ちます。
3 誤り。トリクロロシランのように酸性のものもありますが、第3類共通ではありません。
4 誤り。アルカリ金属などは水に触れて水素を生成しますが、過酸化物を生成するものはありません。また、黄りんは水と反応しません。
5 誤り。黄りんは黄色、リン化カルシウムは暗褐色、n-ブチルリチウムは黄褐色。
問題3(第6類危険物の性状)
第6類の危険物の共通する性状として、次のうち正しいものはいくつあるか
1 いずれも容器に貯蔵する際は、通気孔を設ける
2 いずれも大量にこぼれた場合は、水酸化ナトリウムの濃厚な水溶液で中和する
3 いずれも無機化合物である
4 いずれも酸化性の固体である
5 いずれも不燃性である
⇒ 解答・解説
解答
正解は2つです。
1 誤り。過酸化水素は通気孔を設けますが、それ以外は密栓が必要です。通気孔を設けるのは第5類のメチルエチルケトンパーオキサイドと第6類の過酸化水素の2つだけなので、必ず覚えておきましょう。
2 誤り。一般に酸性水溶液を中和する場合、強塩基の濃厚水溶液を用いると中和熱が大きくなり危険なため、消石灰(水酸化カルシウム)やソーダ灰(炭酸ナトリウム)を用います。また過酸化水素は弱酸ですが、塩基と反応すると急激に分解して大量の酸素と熱を発生して爆発の危険が生じるため、塩基による中和はおこないません。
3 正しい。
4 誤り。第6類は「酸化性液体」です。
5 正しい。強い酸化力で他の物質を酸化させて燃焼させますが、自身が酸化される(燃焼する)ことはないので不燃性です(細かく言えば、過酸化水素はより強力な酸化剤によって酸化されますが、燃焼はしません)。よって、正しい選択肢は3と5の2つになります。
問題4(第2類危険物の取扱)
第2類の危険物を貯蔵し、又は取り扱う場合に考慮しなくてもよいものを1つ選べ
1 一般に、防湿に注意し、容器は密封すること
2 鉄粉、金属粉及びマグネシウムは、水又は酸との接触を避けること
3 赤りんと硫黄は、空気に触れないようにすること
4 引火性固体は、みだりに蒸気を発生させないこと
5 酸化剤との接触又は混合を避けること
⇒ 解答・解説
解答
正解は3です。
1 水分や湿気により発火したり有毒物質を生成したりする物質が多いので、必要な注意点です。
2 水又は酸との接触で発火の危険があるので、必要な注意点です。
3 赤りんも硫黄も空気に触れて発火はしないのでこの注意は必要ありません。空気中で自然発火するのは「黄りん」ですので、混同しないようにしましょう。
4 引火を防ぐためには蒸気濃度を燃焼範囲下限未満におさえることが重要なので、必要な注意点です。
5 第2類は酸化されやすい物質なので酸化剤と接触すると反応し燃焼してしまうので、必要な注意点です。
問題5(過酢酸の貯蔵・取り扱い)
過酢酸の貯蔵・取扱いについて、次のうち誤っているものはどれか
1 皮膚、粘膜に激しい刺激作用があるので、取扱いは注意する
2 換気のよい冷暗所で、容器に通気孔を設けて貯蔵する
3 火気又は加熱を避け、可燃物と隔離して貯蔵する
4 火災の際、消火剤として水を使用できる
5 空のタンクは水洗いする
⇒ 解答・解説
解答
正解は2です。
過酢酸は有機過酸化物で、第5類の自己反応性物質に属します。
1 正しい。加えて強い刺激臭もあります。
2 誤り。引火性があるので蒸気の滞留を防ぐため十分な換気が必要なので前半は正しいですが、後半の「容器に通気孔」は誤りです。貯蔵容器に通気孔が必要なのは、メチルエチルケトンパーオキサイドと過酸化水素水だけです。
3 正しい。自己反応性物質は「燃焼の3要素」のうち、可燃性物質と酸素供給源の2つを自身の中に有するため、残る1つである点火源になりうる火気・加熱が存在すると発火・爆発につながります。また、酸素供給源を有することから他の可燃物の火災を誘発する危険性もあります。
4 正しい。第5類のうち、水による消火が不可なのはアジ化ナトリウムだけです。
5 正しい。放置すると、空タンクに残る微量の過酢酸が気化し、空気/過酢酸蒸気の爆発性混合気体が生じる危険性があります。
問題6(過酸化ナトリウムの消火)
過酸化ナトリウムの初期消火の方法として、最も適切なものを選べ
1 注水
2 強化液消火剤
3 たん白泡消火剤
4 耐アルコール泡消火剤
5 乾燥砂
⇒ 解答・解説
解答
正解は5です。
過酸化ナトリウムは無機過酸化物で第1類酸化性固体に属します。
水と反応して酸素を発生するため、大量の水で爆発の危険があり、水系の消火剤(水・強化液・泡)は不可です。
問題7(水溶性液体用泡消火剤)
水溶性液体用の特別な泡消火剤を使用しなければならない危険物の組合せを1つ選べ
1 ベンゼン、アセトアルデヒド
2 軽油、ジエチルエーテル
3 トルエン、エタノール
4 アセトン、メタノール
5 ガソリン、酢酸エチル
⇒ 解答・解説
解答
正解は4です。
「水溶性液体用の特別な泡消火剤」とは耐アルコール泡消火剤のことです。水溶性液体は消泡性があるため、特別な泡消火剤を用いなければいけません。問題の解法としては、両方とも水溶性である選択肢を選べばいいだけです。ジエチルエーテルや酢酸エチルのように「少し水に溶ける」という微妙なものもありますが、文句なしに水溶性であるアセトアルデヒド、エタノール、メタノール、アセトンのうちの2つが揃っている選択肢4があるので、迷う余地はありません。
問題8(無機過酸化物の性状)
無機過酸化物の性状として、以下のうち誤っているものはいくつあるか
1 無機化合物のうち、O22-を有する酸化物の総称である
2 加熱すると分解して、酸素を発生する
3 アルカリ金属の無機過酸化物は、水と激しく発熱反応して分解し、多量の水素を発生する
4 アルカリ土類金属の無機過酸化物は、アルカリ金属の無機過酸化物に比べ、水との反応による危険性が髙い
5 酸に溶けて過酸化水素を生ずるものがある
⇒ 解答・解説
解答
正解は2つです。
無機過酸化物は第1類酸化性固体に属する危険物です。
1 正しい。
2 正しい。無機過酸化物はいずれも加熱すると高温で分解し酸素を発生します(過酸化カリウム:約490℃、過酸化ナトリウム:約660℃、過酸化カルシウム:約275℃、過酸化バリウム:約800℃)。
3 誤り。「水素」ではなく「酸素」です。水と反応して水素を発生するのは、アルカリ金属やアルカリ土類金属の単体です。混同しやすいので要注意。
4 誤り。アルカリ土類金属の過酸化物は、アルカリ金属の過酸化物より水との反応性は低いので、説明文は逆です。
5 正しい。アルカリ土類金属やマグネシウムの過酸化物は希酸と反応して過酸化水素を発生します。
よって、誤っているものは3と4の2つです。
問題9(ヨウ素酸カリウムの性状)
ヨウ素酸カリウムの性状として、以下のうち誤っているものはいくつあるか
1 比重は1より小さい
2 黄褐色の結晶である
3 水に溶けるが、エタノールには溶けない
4 可燃物を混合して加熱すると、爆発の危険性がある
5 加熱により分解してヨウ素を発生する
⇒ 解答・解説
解答
正解は3つです。
ヨウ素酸カリウムは第1類酸化性固体に属する危険物です。
1 誤り。第1類酸化性固体はすべて比重は1以上です。
2 誤り。無色の結晶です。
3 正しい。
4 正しい。ヨウ素酸カリウムを含む第1類危険物は、それ自体は不燃性ですが、加熱により酸素を発生するため、可燃物と混合して加熱すると発火・爆発の危険性があります。
5 誤り。ヨウ素ではなく酸素を発生します。 2KIO3⟶2KI+3O2↑
よって、誤っているものは1・2・5の3つです。
問題10(ジエチル亜鉛の性状)
ジエチル亜鉛の性状として、正しいものを1つ選べ
1 比重は1より小さい
2 無色の固体である
3 ジエチルエーテル、ベンゼンに溶ける
4 アルカリと激しく反応する
5 空気中で自然発火するため、水中で保存する
⇒ 解答・解説
解答
正解は3です。
ジエチル亜鉛は第3類自然発火性・禁水性物質に属する危険物です。
1 誤り。比重は1.2です。
2 誤り。無色の「液体」です。
3 正しい。
4 誤り。アルカリとは反応せず、酸・水・アルコールと反応してエタンガスを発生します。
5 誤り。空気中で自然発火するため、「不活性ガス(窒素など)」中で保存します。水とは反応してしまうので水中で保存はできません。
問題11(カルシウムの性状)
カルシウムの性状として、以下のうち正しいものはいくつあるか
1 燃焼すると炎は黄緑色を呈する
2 ナトリウムより反応性は大きい
3 水に接触すると、常温では徐々に反応し酸素を発生する
4 空気中で強熱すると、燃焼して酸化カルシウムを生じる
5 水素と200℃以上で反応し、水素化カルシウムになる
⇒ 解答・解説
解答
正解は2つです。
カルシウムは第3類自然発火性・禁水性物質に属する危険物です。
1 誤り。カルシウムの炎色は橙色(だいだい色)です。
2 誤り。アルカリ土類金属なのでアルカリ金属のナトリウムより反応性は小さくなります。
3 誤り。酸素ではなく「水素」を発生します。水と反応して酸素を発生するのはアルカリ金属の過酸化物です。
4 正しい。
5 正しい。
問題12(アジ化ナトリウムの性状)
アジ化ナトリウムの性状として、正しいものを1つ選べ
1 水には溶けるが、エタノールには溶けにくい
2 黄白色の結晶である
3 加熱すると約300℃で分解し、窒素と過酸化ナトリウムを生ずる
4 水と重金属と作用して極めて安定なアジ化物をつくる
5 アルカリと反応し、有毒で爆発性のアジ化水素酸(アジ化水素)を発生する
⇒ 解答・解説
解答
正解は1です。
アジ化ナトリウムは第5類自己反応性物質に属する危険物です。
1 正しい。なおジエチルエーテルには溶けません。
2 誤り。「無色」の結晶です。
3 誤り。過酸化ナトリウムではなく、「金属ナトリウム」(単体のナトリウム)です。
2NaN3 → 2Na + 3N2
なお、火災時には当然加熱されるためナトリウムが生じますが、ナトリウムは水と反応して水素を発生し爆発してしまいます。アジ化ナトリウムの消火に水系が禁忌なのはこのためです。
4 誤り。「安定」ではなく「鋭敏」です。重金属のアジ化物は非常に強い爆発性を示し、起爆剤として利用されます。
5 誤り。「アルカリ」ではなく「酸」です。 NaN3 + HCl → NaCl + HN3
問題13(硫酸ヒドロキシルアミンの性状)
硫酸ヒドロキシルアミンの性状について、次のA~Eのうち正しいものの組合せはどれか。
A 強い酸化剤である。
B 水によく溶け、強アルカリ性を示す
C ガラス製の容器を溶かすため、保存は金属製容器を用いる
D 蒸気は強い刺激性があり、大量に吸引すると生命に危険が生じる
E クラフト紙袋に入った状態で流通することがある
1 A・C
2 A・D
3 B・D
4 B・E
5 D・E
⇒ 解答・解説
解答
正解は5です。
硫酸ヒドロキシルアミンは第5類自己反応性物質に属する危険物です。
A 誤り。酸化剤ではなく「還元剤」です。
B 誤り。強アルカリ性ではなく、「強酸性」です。
C 誤り。金属を腐食するため、ガラス製容器を用いますので、説明文は逆です。
D 正しい。
E 正しい。
問題14(硫黄の性状)
硫黄の性状として、誤っているものを1つ選べ
1 酸化剤と混ぜたものは加熱、衝撃で発火する危険がある
2 粉末状のものは粉じん爆発を起こす危険性がある
3 加熱すると80℃付近で溶融し始める
4 青い炎をあげて燃焼する
5 水には溶けないが、二硫化炭素に溶ける
⇒ 解答・解説
解答
正解は3です。
硫黄は第2類可燃性固体に属する危険物です。
1 正しい。硫黄と木炭に酸化剤の硝酸カリウムを混ぜたものが黒色火薬です。
2 正しい。可燃物の粉末は条件が揃えば小麦粉でも粉塵爆発の危険があります。
3 誤り。融点は同素体や結晶多形の種類によって異なりますが107~120℃(最も一般的な斜方硫黄は112.8℃)なので、80℃では溶解しません。
4 正しい。
5 正しい。
問題15(亜鉛粉の性状)
亜鉛粉の性状として、正しいものはどれか
1 着火すると燃焼し赤色光を呈する
2 粒度の大きいものほど燃えやすい
3 水分と接触すると自然発火することがある
4 酸と反応し水素を発生するが、アルカリとは反応しない
5 ハロゲン元素と水分が存在すると安定である
⇒ 解答・解説
解答
正解は3です。
1 誤り。亜鉛の炎色は青緑色。
2 誤り。粒度が小さいほど空気(酸素)との接触面積が増えて燃えやすくなります。金属の粉全般に共通の性状です。鉄粉、金属粉、マグネシウムに関して、一定の目開きのふるいを通過するもの(つまり粒度が小さいもの)だけが危険物になっているのはこのためです。
3 正しい。亜鉛はナトリウムやカリウムなどのように常温の水と反応することはありませんが、水を含んだまま放置すると酸化熱を蓄積した結果、高温の水蒸気と反応して自然発火する可能性があります。
4 誤り。亜鉛は両性元素なので、酸ともアルカリとも反応し、水素を発生します。
5 誤り。室温の乾燥状態ではハロゲンと反応しにくいですが、水分が存在したり、高温になったりするとハロゲンと容易に反応します。火災時は高温ですから、ハロゲン化物消火剤は亜鉛と反応してしまうため使用できません。
問題16(ガソリンの性状)
ガソリンの性状等について、誤っているものはどれか
1 揮発性が高く、蒸気は空気より軽い
2 自動車ガソリンはオレンジ系色に着色されている
3 工業ガソリンは洗浄、溶解、抽出など燃料以外の用途に用いられる
4 水には溶けないが、エタノールには溶ける
5 引火点は非常に低く、常温(20℃)でも引火の危険がある
⇒ 解答・解説
解答
正解は1です。
1 誤り。ガソリンの比重は0.65~0.75で水に浮きますが、蒸気比重は3~4で空気より重く、蒸気は下にたまります。比重と蒸気比重を混同しないように注意しましょう。
2 正しい。ガソリン自体は本来無色透明ですが、安全上の必要から、軽油や灯油との区別を容易にするためオレンジ色に着色されています。なお、工業用ガソリンは着色されず無色透明ですので注意してください。
3 正しい。洗浄用のベンジンなどが該当します。なお、ベンジンとベンゼン(C6H6)は全く別物ですので注意。
4 正しい。エタノールには疎水性のメチル基があるので、疎水性のガソリンが溶けることができます。
5 正しい。ガソリンの引火点は約マイナス40℃です。
問題17(第2石油類の性状)
第2石油類に共通の性状について、誤っているものはどれか
1 蒸気比重は1より大きい
2 発火点が100℃以下のものがある
3 15℃で凝固するものがある
4 霧状の場合は、引火点以下の温度でも、着火することがある
5 水溶性のものがある
⇒ 解答・解説
解答
正解は2です。
第2石油類には、疎水性の軽油、灯油、クロロベンゼン、キシレン、1-ブタノール、スチレン、水溶性の酢酸、アクリル酸などがあります。
1 正しい。蒸気比重はいずれも1より大きく、空気より重いため、蒸気は下にたまります。一方、比重に関しては疎水性のものはいずれも1より小さく水に浮きますが、水溶性の酢酸やアクリル酸は1よりわずかに大きいので、余裕があれば一緒に覚えておくとよいでしょう。
2 誤り。発火点が100℃以下だと、引火点にかかわらず特殊引火物に該当してしまいますので、第2石油類にはなりません。
3 正しい。酢酸の凝固点は17℃ですので、それより低い15℃では凝固します。
4 正しい。
5 正しい。
問題18(五フッ化臭素の性状)
五フッ化臭素の性状について、誤っているものはどれか
1 褐色の液体である
2 空気中で発煙する
3 水と爆発的に反応する
4 ほとんどすべての元素や化合物と反応してフッ化物を生成する
5 臭素と大量のフッ素を200℃で反応させてつくる
問題19(過塩素酸の性状)
過塩素酸の性状について、誤っているものはどれか
1 無色の発煙性液体である
2 水と作用して激しく発熱する
3 刺激臭があり、皮膚を腐食する
4 強い酸化力を持つとともに、強酸でもある
5 漏出した場合は、おがくずに吸い取らせて流出拡大を防ぐ
問題20(反応生成物から物質を同定する)
水と反応して可燃性気体を生じ、その気体の燃焼生成物が水酸化カルシウム水溶液を白濁させる物質は、次のうちどれか
1 CrO3
2 P2S5
3 K2O2
4 Al4C3
5 Mg
コメント
0 件のコメント :
コメントを投稿